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吉田由美 –Yumi Yoshida 24歳
高齢者介護
介護実習を通して人との向き合い方や基本的なコミュニケーションの大切さを学ぶ。専門学校を卒業後、高齢者施設に就職。

大切なことはいつでもシンプルなことだった

人とのコミュニケーションって難しい。実習で糖尿病を患っているおじいちゃんを担当した時のことです。その方は甘いものが大好きで、食べていい量以上のお菓子を食べてしまうんです。ひたすらお菓子の量の制限を守らせようと接していましたが、そのうちその方は私に対して寂しそうな表情しか見せてくれなくなりました。その方のために言っていたつもりなのに、私のしたことは間違いなのかと悩みました。けれど、問題はとてもシンプルなことでした。一人の人として向き合いその人が何を感じ何をして欲しいかを考えず、一方的に決めたルールの中で接してしまっていたのです。そこで私は、その方の楽しみを第一に考え、お茶の時間をつくり、コミュニケーションを密にするようにしました。すると、その方の顔も生き生きとしてきて、心を開いてきてくれたことを感じました。大切なことは目の前にいる人に対して “私はあなたを見ていますよ“と、向かい合う姿勢を持つことでした。