head06
出口真希子 –Makiko Deguchi 21歳
私立大学環境情報4年生
国際協力
社会貢献活動と企業活動をつなぐ研究をしている。高校時代は、ボランティア学習委員会の副委員長として上記の活動に励んでいた。

将来やりたいことをセンパイが教えてくれた

中学3年生の時、世界で困っている人のために何かをしたい!と思い、フェアトレードに興味をもった。フェアトレードとは、今まで先進国から不平等な価格で取引されていた発展途上国の商品を、適正な価格で買い取って販売する国際協力。そこで文化祭でフェアトレードグッズを販売しよう!と探したところ、自由が丘にあるフェアトレード商品販売店を見つけた。一人で緊張しながら、事務所を訪ねるとまずスタッフに差し出されたのはフェアトレードチョコレート。『おいしい!』「おいしいでしょ?今度の新商品なのよ!」と、彼女は自信たっぷり。そして彼女はフェアトレードを説明するためのボードを出し、NGO*と提携して商品を売るというこの会社の仕組みを説明してくれた。彼女の目は真剣そのもの。仕事としてこんなふうに社会貢献することもできるんだということを知った。『人のために働くってカッコいい!』この出会いは、私にとって理想の働き方が見つかった瞬間でした。

※ NGO(政府以外の組織であり、公共的・公益的サービスを担う活動をおこなう非営利組織

◆ボランティアをしようと思ったキッカケは?

中学3年の頃、打ち込めるものが何もなくて、そんな時に学校で地雷撤去をしているという団体の人達のお話を聞く機会がありました。その時に感じた、困っている人を助けるんだ!というその方たちの熱意や、「困っている人を助けるのはごく当然のこと」というシンプルだけど深い考えに感銘を受けたのがきっかけです。それと、それを受けて担任の先生が「何らかの形で僕達も出来ることがあったらいいですねー」と言っていたのに対して「そんなじゃなにも変わらない!」出来ることからでも動き出さなきゃ何も変わらないと勝手に熱くなってしまいました(笑)

◆フェアトレードとの出会いは?

フェアトレードという概念自体はボランティア委員会の顧問であった先生に教えてもらったのと、前の委員長がフェアトレード商品の販売を少しやっていたのがきっかけで知りました。大抵は紅茶やコーヒーがほとんどでしたが、自分で見つけたお店はたくさん雑貨や食べ物、洋服が売られていたのが魅力的でした。

◆フェアトレード商品を広めるのに工夫したこと

フェアトレードという仕組み自体は詳しく説明すれば長くなりますが、要は私達が発展途上国の人が作った手作りの商品を買ってむこうの人がお金をもらえればお互いにハッピーじゃない!ということを、伝えられればと思いました。一方的な「国際協力」をするよりも、むこうの人が作ったおいしそうなココアやナッツを買えば私達にとっても嬉しい。だから女の子受けがよさそうなもの、かわいいものやおいしそうなものをお勧めして売るようにしました。2月には私のアイディアでココアを中心に注文して職員室前で「バレンタイン企画」を実施しました。これがかなり売れて、追加注文まで出ました☆

◆ボランティアをしてかわったことはありますか?

企画して、交渉して、伝えて・・自分から関わることがどんどん楽しくなりました。たぶん自然に自主的に動くようになっていた気がします。人のため、というのもそうだけど、ボランタリー(自主的)な行動が出来るようになるのも大切な要素の一つ。自分だけでなく、他の人のためとも考えると自然と動きだしてしまうものかもしれません。

◆ボランティアで大切なことは?

ボランティアは私個人にとっては、偽善的だったり自己満足だったりする嫌なイメージもありました。

けれど今回出会ったこのお店のように企業として国際協力をしているところもあるし、無償奉仕することだけがボランティアというわけでもない。大切なのは自分がボランタリー、つまり自主的に関わっているかどうか。そこに何か自分自身も楽しめるものを見出せるかどうかだと思います。みんなで幸せを共有したい!と願えば、それこそ全てボランティア活動になるはずだと思います。