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荒川祐二 -Yuji Arakawa 20歳
私立大学経済学部3年生
新宿ゴミ拾い運動
ある映画をキッカケに世界を変えたいと志す。まずは身近な街から変えたいと思い、新宿駅前の掃除を始めた。

想いは広がる!一人よりもみんなでやろう!

ゴミ拾いを始めたのはある映画を観て影響を受けたその次の日。いてもたってもいられなくなって向かった先は、ゴミのあふれる早朝の新宿駅東口駅前広場でした。最初はもちろん辛かったです。寒いし眠いし、何度もくじけそうになったけど、今まで続けてこられたのは、仲間ができたから。たった一人で始めたこの活動。一人目の仲間は、路上生活者(ホームレス)の男性でした。彼は、無言でゴミを拾い始め、気づいたら毎朝顔を合わせる仲になりました。新聞に取り上げられてからは、「あのー、ゴミ拾いに来たんですけど」という早起きの高校生から、「お、頑張れよ!このゴミいいかな?」と普段ならポイ捨てされるゴミを袋に入れてくれる朝帰りの人々など、たくさんの仲間が僕にはできました。みんなが楽しそうにゴミの分別をしている光景を見て、自分の姿を見て何かを感じてくれた人がこんなにもいるのだと思い、うれしくなりました。

◆活動のキッカケは映画!?

そうです。その映画は「動けばかわる」というメッセージを伝えていて、観た後に「自分も何かしたい!」と、いてもたってもいられなくなったんです。やったら動くしやらなかったら動かない。それならやるしかないやろ!!と。人生がかわった瞬間でした。

◆どうしてゴミ拾い?

映画を観た後にふと新宿駅東口駅前広場が思い浮かんだんです。常にめちゃくちゃ汚かったじゃないですか。新宿は日本の中心だから、地方から東京に来た人や、外国から日本に来た人が立ち寄ることも多いのに、そんな場所があんなに汚なかったら恥ずかしいと思ったんですよ。せっかく東京に来てくれたのに、こんなに汚いんだぁ、って思われたら残念だし。広場をきれいにすることでそこにいる人の心をきれいにしたいなと思ったんです。

◆一番つらかったこと

ゴミ拾いを始めた最初の日ですね。予想以上に汚くてすごく時間がかかったし、ゴミを集めてる横で平気でポイ捨てされるし、なにしろ寒いし眠い。続けられるのだろうか、ととても不安になりました。

◆続けてこられた秘訣

一緒にゴミ拾いをしてくれる人の存在ですね。初めて手伝ってくれたのはホームレスのおじさんでした。ゴミ拾いを始めて2週間たったころにふっと現れて、それから毎朝手伝ってくれるようになりました。行きたくないな~と思っても、おじさんが一人でゴミ拾いをしてるところを想像すると、自然と新宿に向かっている自分がいました。そのころから街の人の感じが変わってきて通りがかりの人が「がんばれよ!」とか「ご苦労様!」と声をかけてくれたり、ゴミをポイ捨てせずにゴミ袋にいれてくれたりするようになりました。小さなことかもしれないけどすごくうれしくて、そのころからは掃除がとても楽しくなり、やめたいという気持ちはなくなりましたね。新聞にとりあげられてからは毎朝たくさんの人が集まってくれるようになり、今はゴミ拾いが楽しくてしかたないです。

◆一番うれしかったこと

一度、40人もの人が集まってきてくれた日がありました。何の得にもならないのにみんなが笑顔でゴミ拾いをしている。その光景を見て、「動けばかわる」というのを身をもって実感でき、夢が叶った!と思いました。一緒にゴミ拾いをしてくれる仲間は何にも帰られない宝物ですね。

◆掃除を始めて感じたこと

小さなことに喜びを感じ、感謝できるようになりました。昨日よりゴミが減っていたりとか、ホストがタバコをポイ捨てせずにゴミ袋に入れてくれたりとか、ほかの人から見たらたいしたことじゃないかもしれないことにもうれしい!と感じられるんです。そしたら自然と毎日が楽しくて幸せになりました!