高木知未
地域活性
第四期アトム通貨事務局長。地域の学生、商店街、企業と協力してまちづくりを推進している。


このまちで、もっとたくさんの「ありがとう」が増えたらいいなって。

千葉はスロー、東京は何もかもが早くて冷たい。中学時代を千葉県で過ごし、東京に帰ってきた高校時代、満員電車に揺られて帰っている時に感じた。千葉でも最近は都市化がすすんで、あったかさみたいなものは少なくなっていくのだろうけど、いま自分が通っている大学の地域位はどうにかしたい!そんな熱い想いを胸に大学入学して、すぐにその活動に出会った。それがアトム通貨だ。地域で、環境問題をはじめ様々な当たり前の問題、思いやり、助け合いのイベント、運動を行い、「ありがとう」の気持ちを地域通貨として発行し、食事の割引の他各種サービスが受けられるというものだ。事務局を中心に、商店街の店舗、各学生団体が協力して行っている。はじめは、商店街の人々にも受け入れられなくて苦しい時期もあったけど、少しずつ仲良くなっていった。恐れず、ぶつかっていった事で、街の人たちの事も分かったし、共感し合えた。都会でもあったかいなと思える場ができてきている。

◆まずは自己紹介をお願いします。
「アトム通貨」という地域通貨の第四期事務局長を務めています、高木知未です。大学では、 社会学などを勉強しています。

◆アトム通貨って何ですか?
早稲田・高田馬場地域で、学生・商店街・企業など様々な立場の人が協力して、地域の活性化、環境に優しい社会づくり、を行っています。環境問題をはじめ様々な当たり前の問題への取り組みや、思いやり、助け合いのイベント、運動を行い、「ありがとう」の気持ちを地域通貨として発行し、食事の割引の他各種サービスが受けられるというものです。傘の共同利用や駅前清掃、子どもとの触れ合い、飲食店でのマイ箸利用など、色々な取り組みが行われています。

◆この活動に関わったキッカケは何だったんですか?
私は、千葉県に中学の3年間住んでいました。コミュニティスクールだったため、ベルマーク集めや、高齢者福祉施設訪問など、ボランティア活動を行っていました。けど、昔からボランティアに興味があったんです。正義感が強いところがあって、正しいと思う事とか、やるべき!と思った事には素直に行動できる子どもでした。そして、高校時代に東京に帰ってきた時、どろどろに疲れて電車にのっている人々や、近所の人との関係など、都会のせわしなさとか、淡白な空気に、何だか寂しいなと思ってしまい。そんな気持ちから、じぶんが通う大学の地域位は、何かあったかいまちになったらなと考えていたとき、まさにピッタリの活動をやっているという話を聞いて・・・、迷わず参加しました。

◆はじめはどんな事をやっていたんですか?
地域の商店街のお店100店舗に活動に協力して下さい!とお願いにまわりました。最初は、なかなか話を聞いてもらえなかったりしたんですけど、信頼してくれる人が現れはじめ。一生懸命、そして粘り強く話していくと分かってもらえるんだなという事が分かりました。皆、この街が好きっていう気持ちは同じなんだなって。その後は、地区協議会の委員に入れる様になったりして、地元住民との関わりが強くなっていったんです。商店会長とか大学だけでなく、行政や企業の方とも話ができる様になっていって、話がどんどん進んでいきました。

◆活動をしていて、どんなところが面白いですか?
まるでベンチャー企業みたいな感じなんです。お金も自分たちで営業してもらってくるし、企画立案から、運営も自分たちで全てやります。大企業の人、商店街の人、色々な大人の人とお話して、一つのプロジェクトが形になっていくのが本当に楽しいですね。そして、自分たちの活動を通して、地域がまとまってくる実感が確かにあるんです。地域の変化が肌で感じられ、自己満足ではない達成感があります。

◆地域がまとまってくる実感とは?
地域の中でも、商店街同士って仲が良くない事もあるんです。だけど、アトムを始めて、商店街同士が絡みだしたんです。アトム通貨を通じて、お互い積極的に関わっていっているんです。他にも、学校の色々なサークルや学生団体が街についてのイベントをやりはじめたり。まちに興味をもつ人が増えましたね。それに、まちでアトム通貨を使っている人を見ると、お店の人と楽しそうに話していたり。皆の間でアトム通貨を通してあったかい気持ちみたいのが生まれてるんじゃないかなって感じています。

◆高校生に向けて
思ったらすぐに動いてみる事、分からなかったら、動いている人に突撃
キッカケは何でもいい。ひっかりを持ったら極めた方がよい。自分を相対化してみる
そのためには、人の話を聞く。勉強。考えて動く。
恋愛するみたいに、街づくり、友達恋人の気持ちのよい事をやってあげる
いい事の連鎖が生まれて行く。相手が楽しんでくれる様に行動する。
精一杯やってみて、何かひっかかる物があったら、そこにもうとウッシン
考えながら、動きながら、自分を磨く。