北島大樹
車いすバスケットボール
車椅子で生活する母が所属する「日本車椅子バスケットボール連盟」に幼い頃からかかわり、活躍中。

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野球やサッカーのスポーツ観戦で燃えるのと同じ。車椅子バスケもアツイ!

僕は小さい頃から車椅子バスケの選手の母に付き添って、練習や試合に同行させてもらっている。「ボランティア?」とか「優しいね」なんていわれたこともあるけど、僕にしてみたら何か特別なことをしているつもりはないし、何よりもここで出会える人からいろんなことを教えてもらえるから楽しいんだ。自分よりも苦労を乗り越えて生きている人たちから学ぶことは多いよ。言ってみれば僕は、この活動を誰かのためにやっているというよりは、自分が楽しいから熱中している、それだけのこと。野球やサッカーのスポーツ観戦で燃えるのと同じで、母や皆が戦っているのを見ると純粋に燃えるしね、特に来年からは、全国大会が東京体育館で開催されるのですごく張り切ってる。もっとたくさんの人にこのスポーツを知ってもらえたらいいなって、そう思ってるんだ。

◆まずは自己紹介をお願いします
大学3年生の、北島大樹です。母は車椅子バスケの選手をやっていて、僕は昔から母の練習や試合に同行させてもてっていました。学校では、認知科学、社会学、心理学を学んでいます。体の構造や、社会学を学ぶと、人々の考え方や行動と結果が分かる。その上で、障害者がどう社会と関わっていくのか学びたいんです。小さいときから、母のまわりにいる色々な障害者の生き方を見てきたので、人に対する興味が人よりも強いんじゃないかなって思います。

◆大学を選んだ理由は何ですか?
僕は、高校時代までにやってきた事がちょっと特殊なんです。それを認めてもらえて、好きな事をとことん楽しんで勉強できる学校に行きたいなと思っていて、AO入試があり、そしてオープンキャンパスなどに行ってみて魅力的な先輩や先生が沢山いた今の大学を受験する事を決めました。

◆小さい頃はどんな事をしていましたか?
小学生の時は、休みのたびに車椅子バスケの観戦をしていました。全国大会や合宿のときも同行して、色々な人と話す機会がありましたね。普通の小学生の10倍位、大人と話したのだと思うな。中学生のときは、ソフトテニス部に入っていました。部活や学校もやりつつ、時間がある時には、自然と母の手伝いをしていた感じですね。高校時代は、バスケ部。普通のバスケ部ですよ。あと、合唱部をたちあげて頑張ったりしていました。あと、車椅子バスケの練習場が自宅近くになると、自分の都合のつく限り色々やっていました。やるやらないっていうか、仲良くなった友達のために力を貸す。っていう感じでやっていましたね。

◆具体的にどんな手伝いをしているのですか?
基本的には、母のチームの練習や試合のサポートです。練習中にタイムキーパーをしたり、弁当手配、声だし、作戦を練ったり、色々な事をします。どの仕事も楽しくて、世話というよりもチームの一員としてチームがまとまっていったり、強くなって試合に勝つと一緒になって喜んでいます。また、新しく入ってきた人、見に来てくれた人、に対しては積極的に車椅子バスケの面白さをアピールしています。もっとたくさんの人に、車椅子バスケや障害者の事を身近に感じて欲しいから。

◆まわりの障害者の方はどんな方々ですか?
ぶっちゃけた人が多いんですよ。自動車で無茶やってとか、病気とか。普通の人とは違う境遇を超えてきた。個性的な人が多いんです。小さい事からそんな彼らに色々な人生話を聞いてきたものだから、人って面白いなと、人に対して興味津々なんです。

◆母親はどんな存在ですか?
母は10代から事故で車椅子生活をしていて、13歳位から車椅子バスケをやっています。ずっと好きでやってきていることで、仕事を始めてもバスケと両立をし、家庭とも両立している。僕は、母のプレイを見ているだけで楽しかったし、純粋に凄いいいプレイをするからかっこいい!って思うし、まわりからも一目置かれる存在の母は、かっこいい母、かっこいい人です。

◆最後に高校生へメッセージをお願いします
障害を持つ人と触れ合うことで、新しい世界も見えるし、価値観が広がります。来年から車椅子バスケットボールの全国大会が東京で行われます。ハンディキャップスポーツをスポーツとして見てください。一緒になって純粋に楽しんでるうちに、障害を持っている人たちに対する見え方が変わります。